車で動物とぶつかったらどうする？保険と接骨院のギモン解決！

2024年も残りわずかとなって来ました。

本日も三次市をはじめ近隣の庄原市や安芸高田市、北広島、世羅町などでも積雪を観測しました。

スタッドレスタイヤの交換での腰痛などが相次ぎましたが、重ねて交通事故にも注意が必要です。

今回は、その交通事故について書いてみました。

1. 保険の適用について

自動車保険が適用されるか？

①車両保険

車両保険に加入している場合、動物との接触による車の損傷は補償の対象になることが多いです。
ただし、契約内容によって異なるため、保険会社に確認が必要です。

• 対象例:：野生動物（鹿、イノシシなど）や家畜と接触した場合
• 自己負担額が設定されていることが一般的
• 対物賠償保険：ペットや家畜など「飼い主がいる動物」との接触で、飼い主に損害賠償責任が発生する場合、対物賠償保険が適用されることがあります。

② 人身傷害保険

• ぶつかった衝撃で自身や同乗者がケガをした場合、人身傷害保険や搭乗者傷害保険が適用されます。
• 人傷の場合は過失割合に関係なく賠償の対象となります。最近の方でこの人身傷害保険に未加入で事故をして大変な思いをしている方もご来院されました。極力入っておきましょう！
• 必ず医療機関で診断書を取得し、保険会社と警察に提出してください。
• 診断書に関しては今後の医療機関受診の際に必要となることがありますので必ずコピーを残しておきましょう！

③ ペットの治療費は？

• 相手が飼い主のいるペットの場合、その治療費について話し合いが必要です。
  • 飼い主が過失責任を持つケース: 治療費は飼い主が負担することが一般的。
  • ドライバーが過失責任を持つケース: 自動車保険（対物保険）が適用される場合があります。

2. 接骨院で診てもらえるか

① ケガの種類による対応

• 動物との衝突による衝撃で、以下のような症状がある場合、接骨院での施術が可能です。
  • むちうち症: 衝突の衝撃で首や背中に痛みが出た場合。
  • 筋肉痛や関節痛: 緊張や体勢の変化により筋肉や関節が痛む場合。
  • 打撲: シートベルトや車内での衝撃による体の痛み。

② 保険適用の条件

• 交通事故に関係するケガの場合、交通事故治療として自賠責保険や任意保険が適用される場合があります。
  • 接骨院で治療を受ける場合、医師の診断書が必要となることが一般的。
  • 事前に保険会社に治療費の適用範囲を確認しましょう。

③ 受診の流れ

1. まず整形外科や病院で診断を受け、必要に応じて診断書を取得。
2. 接骨院にその診断書を持参し、交通事故治療として施術を受ける。
3. 保険会社に施術内容を報告し、治療費の請求手続きを進めます。

3. 必要な対応

1. 動物との接触後の確認

   • 飼い主のいるペットの場合、飼い主と連絡を取る。
   • 野生動物の場合、自治体や警察に報告する（必要に応じて保険会社にも連絡）。

2. ケガがある場合

   • 早めに医療機関を受診し、診断書を取得する。
   • 必要に応じて接骨院で施術を受ける。

3. 保険会社への連絡

   • 車両損傷、治療費、相手動物の状況などを報告。
   • 保険適用の可否を確認する。

まとめ

• 車の損傷: 車両保険でカバーされる場合が多い。
• 自分や同乗者のケガ: 人身傷害保険が適用され、接骨院での施術も可能。
• 動物の治療費: 飼い主の過失かドライバーの過失かによって負担者が異なる。

正確な対応をするためにも、早めに保険会社や医療機関に相談しましょう。

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