梅雨に多発！「寝違え」になったら整形外科？接骨院？

広島県をはじめ中国地方が先日梅雨入りしました。
梅雨入りをすると毎年必ず増えてくるのが「寝違え」です。

梅雨の時期に関わらずよく発生する寝違えですが、万が一なってしまった時にどうするか結構迷いますよね？
なってしまった場合の選択肢はこんな感じでしょうか。

「そのまま放置して回復するのを待つ」

「市販の湿布や痛み止めを利用する」

「整形外科を受診して痛み止めを処方してもらう」

「接骨院を受診する」

どれも決して間違いではないですが、当院の患者さんの実例と経過、ポイントを含めて解説して行きます。

接骨院での実例

1.初検時の症状

・37歳の女性
・6月20日の朝に寝違えて寝返りも辛くなる
・6月21日にロキソニンを飲まないと仕事が出来ない状態に
・側頭部の痛み、唾を飲み込む時も痛む、口が開かないといった症状
・左を全く向けない

2.施術内容

「寝返りが出来ない」「左が向けない」と言う強い症状が確認され、熱感や腫れも同時に確認出来ました。
こう言った場合、病院や整形外科では多くの場合、お薬や湿布が選択されます。
しかし、当院では特殊な微弱電流を用いて炎症を減らし、矯正の施術で一気に症状の軽減を目指します。
「ボキボキ」と音の鳴るのが特徴の矯正ですが、寝違えやぎっくり腰など症状が強いからこそ選択します。
筋肉の張り、関節のズレ、姿勢の悪さを改善する事で早期に日常生活への復帰を可能にします。

3.治療計画

寝違え治療の場合、間を詰めて通院して頂くようにしています。
炎症の観察、関節の動きの観察、筋肉の硬さの観察を早期に行いたいのが主な目的です。
そして矯正治療に関しては「スピード勝負」です！毎日でも続けて来院して頂く事が理想です！

4.結果

22日が初来院でした。上記の施術を行い24日の段階では痛みの程度も半分以下でした。
夜間痛も軽減して睡眠もバッチリ取れる状態でした。口を開ける事も出来て、頭痛もなくなっていました。
矯正を行った後、首の筋肉の硬さや関節のズレの関係で全体のだるさを伴いましたが翌23日には治っていました！

5.注意点

矯正治療を行った後はもみ返しのような症状が強く出る場合があります。
体格や性別、症状によって様々で「必ず出る」と言う訳ではありませんが、人によって強く出たりなかったりします。
この時に個人の判断で通院を取りやめたりしないで頂きたいと思っております。
万が一、もみ返しが出て辛い場合は前回と異なる治療をする事もあります。
１つの治療だけをごり押ししたり無理強いしたりする事はありませんのでご安心下さい！

6.知っておきたい豆知識

これからエアコンを使う時期で、「職場で首周りが冷えて捻って痛める」なんて事も増えます。
この場合、労災保険が使えて治療費も窓口負担がなく通院できます。
症状が強く仕事を休んだ場合は休業補償の対象になる事もあります。
直ぐに良くなる症状ですが万が一、治りが悪い時はそう言った社会保障制度もしっかり活用する事で治療に専念する事も可能です！
細かい情報ですが万が一のために知っておきましょう！